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2024年04月20日  05時28分
ハリポタネタ1
CATEGORY : [詩/ネタ]
ハリポタ6巻「混血のプリンス」(邦訳「謎のプリンス」)のネタバレを含みます。
もう発売されてから一年以上たったけど、まだ読んでない人もいるかと思うので…追記に書きます◎

あ。
実はあたしは6巻をまだ購入しておらず、図書室で一度読んだだけなので、正直内容はうろ覚えです!
名前間違ってたりすると思うので、そんな時は優しくこっそりと「間違ってるぞ」と指摘してやってください(苦笑

あと、勝手な捏造がさも当然、当たり前のように使われてますが…そこはスルーで♪


 ディバス家といえば、イギリス中の魔法使い、魔女達が口を揃えて「彼らは魔法族の中でも一番由緒正しい家系です。」と、言うほど有名な一族だった。彼の有名なサラザール・スリザリンを始祖とし、魔法族は純血で構成されるべきだというスローガンを掲げていた。そのため、由緒正しき家系と口を揃えて言われるものの、ディバス家へ対する態度は二極化されていた。
 さて、そんなディバス家の歴史は古い。サラザール・スリザリンから始まり、現当主のロバート・ディバスまでは三百人を超える当主がいた。文字で綴られた歴史はディバス邸地下の巨大な書庫に収まりきらないといわれている。その書物の中にはディバスの由来はもちろん、今は使われない魔法呪文であったり、闇魔法に対するものであったり、有効な資料は多く、沢山の魔法使い、魔女達――その中でも特に"純潔派"を名乗る魔法使い達がなんとかディバス家と関わりを持ち、その恩恵に与ろうとやっきになっていた。
 この魔法使い達の行動を快く思っていなかった魔法省はディバス家に通告も無くこっそりと監視し始めるようになった。
 現当主であるロバートと、その夫人ラシャナの間に漆黒の髪と紅い瞳を持った女の子が誕生したのは、魔法省による極秘の監視が始まって数ヶ月たったときのことだった。エリ、と名付けられた赤子の容姿に、ディバス夫妻に祝いを言いにきた来訪者達はみな感嘆の息を零し、誰もが「サラザール・スリザリンのような立派な魔法使いになるだろう。」と期待した。
 ディバス夫人にはマグルに嫁いだ従姉妹がいた。名をピローニー・ゴーント。マールヴォロ・ゴーントの一人娘だ。ピローニーがマグルへ嫁いだのはエリが誕生する半年ほど前のことだ。すでにピローニーのお腹の中には赤ちゃんがおり、その小さな身体にはマグルの血が混じっている。
 魔法族は純血で構成するべきだ、という純血派の一族からそんな人間がいたなんてとんでもない恥さらしだ!と一族はピローニーを非難し、同時にその父親であるマールヴォロにも冷たく当たった。ゴーント家は一族から除籍され、裕福な生活から一転して貧しい生活を強いられた。その頃、ピローニーは想い人であるトム・リドルに自分は魔女だという事を告げた。しかし、トムの反応はピローニーを絶望へと追いやった。魔女だと解った途端、彼はピローニーを捨てたのだ。
 マールヴォロは毎日酒におぼれ、ピローニーはただ一人の肉親である父に家から追い出され、途方に暮れていた。一族に恥さらしと罵られ、肉親であるはずの父に家を追い出され、想い人であるトムには捨てられた。彼女の居場所はどこにも無く、ただただ日に日に大きくなっていくお腹を抱えてあてもなく彷徨うように歩いていた。
 そんな様子のピローニーを見かねたディバス夫人は反対する一族をなんとか抑え、ピローニーを迎え入れた。しかし、ピローニーは既に除籍された身であり、そんな者を匿うとディバスの名が穢れると言われ、結局ピローニーには使っていない馬小屋を与えられた。ディバス夫人はそんなピローニーが不憫で仕方が無かった。同じ人間であり、同じ女であり、同じ母でもあるのに、どうしてこうも自身と彼女とでは扱いが違うのだろう。
 ディバス夫人の再三にわたる言い分は何一つ受け入れてもらうことが出来ず、ピローニーもディバス夫人も臨月を迎えた。

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2007年10月06日  00時13分
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